ねこ、どんでん返しの裏技的なこと。

日本ヴォーグ社から発売の「どんでん返しのバッグ」。
本では基本1カット、1作品の掲載なので、さらに深めていただくためにインスタやこちらでもいろいろ作ってご紹介したいと思います。

すわりねこのミニバッグ。
この生地はプードルという種類で、フェイクファーのなかでも毛が散りにくく、家庭で取り扱い易いタイプです。
こういうモジャモジャ系で縫うと、多少のミシンの歪みもモジャモジャの中に隠れてしまいます。
変形のものをフラットな生地で、しかも美しいシルエットを出すのは難しいです。ミリ単位の差がシルエットを変えてしまうので、ふんわり、もふもふ、もじゃもじゃは強い味方です。

また、左右対称の形というのも結構難易度が高いので、このネコバッグが左右非対称の形であるというのもしっかりと意味があります。
ただ、裁断時にはくれぐれもご注意ください。表裏がある生地は、表布と内布を同じ向きで裁断するとあわなくなってしまいますので、左右対称になるように裁断してください。(本の中の裁ち図参照)

縫い方のコツですが、4の3の行程の前側と後ろ側を縫い合せる時に、下糸をやや目立つ色にして縫います。(これが次で効いてくる)
次に、内袋前側をのせて縫い合せるのですが、これは、「反対面」から縫うと良いです。(内袋前側を下側にしてミシン)
さっき下糸を目立つ色にしていたので、そのミシン目をなぞるようにして一周縫います。(返し口は残します)

もう一回同じところを縫うって、納得されない方もいらっしゃるかもしれませんが、変形のものなので、パンクしたりしていないか、途中で一旦確認することができます。
ふふふ、これ邪道?とか思いながら(笑)こんな感じで縫ってますが、意外にこの方法、気に入っています。
ミシン目が重なって輪郭が固くなり、多少の芯効果もあるというオマケつきです。この縫い方、たまごポシェットにも同様に使えますので、お試しください。

使用した生地
中野メリヤス工業 プードル(色TAR)

 

 

 

 

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