両面テープとボンドはアリ?ナシ?

一般の手作り愛好家は、まず家庭で洗えることを前提に縫い物をはじめているケースが多いと思います。子どものバッグ、子ども服、大人用のバッグに大人服。私自身も洋裁からスタートしており、接着芯はアリでもボンドや両面テープはないだろう、という感覚で永らく制作していました。

意識が変わったのは、仕事でバッグの生産に関わるようになってから。バッグを職人さんに修正してもらった後、ほどいて不要になったパーツが荷物と一緒に入っていました。生地裏に貼付いていたのは、ボール紙と黄色いボンド(正確にはゴムのり)。見てはいけないものを見てしまったような気持ちになった(笑)のを覚えています。(これがデフォルトだったのです)

小物やバッグなど、雑貨は基本洗うことを前提としなくてよいので、ゴムのりや両面テープも、上手に取り入れていくと縫いズレに悩まされなくて済みます。ゴムのりは固まるとサクっとした質感になるのでミシン針にベタベタがつくことはありません。ただし、一度塗ってしまうと、生地からきれいに取り除くことは不可能ですし、要らぬところに垂れたりして汚してしまう可能性もあるので注意です。また、両面テープはあまりキワに貼るとテープの端が光ってかえって汚く見えたり、ミシン針に接着部分が干渉して良くないので、やや奥まった部分に貼るのがコツです。

マチ針、クリップ、両面テープにアイロン接着やボンドまで、その時々によって自由に選べるのが家庭でやる醍醐味でもあります。これでないという法則はありません。いろんな材料や道具をまずは面白がってみて、自分流の裏技の引き出しを増やすとより楽しく。

アマゾンで 手芸 両面テープ で検索してみると、熱接着するもの、水に溶けるものまであります。もちろんバッグ用の資材屋さんやレザークラフトのお店などでも両面テープやゴム糊を買い求めることができます。

マチ針では縫いズレしやすかった、Dカンタブも両面テープで作るとカンタン。

ココを貼っておくと本体にはさむときにズレません。よくミシン掛けで微妙にズレてしまい、表に返してから、なんだか…な感じになるところです。

Dカンタブは縫い込まれてしまうとほどけようがないのでこれでOK。ファスナー端などもあらかじめテープで留めておけば、両サイドの折りが微妙に違うなどのズレが無くなります。ちょっとしたことですが、きれいに仕上がります。

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