バッグや小物の芯について。

バッグや小物をつくる時って芯をどうしていますか?

生地屋さんで切り売りしてくれる布はどうしてもそれだけで自立するような素材ではありませんから、なにかで補ってあげないといけません。

子ども用のレッスンバッグやmarcheのようなお買い物バッグなら芯無しでいいですが、自分が持つバッグはそうもいきませんよね。

既製品のバッグはどうしてるのかといいますと、専用の加工がされていますので、また別の世界の材料になります。

たとえ麻生地のようなナチュラルな印象のものであっても、生地自体にコーティング加工がされていたりしてかなりしっかりしたものになっています。こういうものは反物毎に加工屋さんに出していますし、加工のロットも大きいです。また、買えたとしても何十メートルという反物単位だったりするので、ちょっと現実的でないおハナシです。

ではどうするかというと、やはり芯をつける、ということになります。

一般的なのが接着芯。織った布タイプもあれば不織布タイプもあり、厚さもさまざま。パーツ部分はよいとしても、本体のような広い面はおすすめできません。家庭でかなり丁寧にアイロンで接着したところで剥がれてくる可能性が高いです。きれいに縫い上げて、仕上げアイロンをしているところで浮いてきたら、もうどうにもなりません。あるいは使っているうちにところどころ剥がれて波打ってくる、ということも多いです。

他にはスライサーという素材があります。縫いやすく、可塑性が高いですが、ケミカルな素材です。うっかり仕上げアイロンで溶け出したり、ということがあります。また、裏面がシールタイプになっていて貼付けるものが多いですが、針にベタベタした接着のりが付いてしまい、ミシンにダメージがかかるので、使うならばシールなしタイプがいいですね。

私の場合は最近はドミット芯など、ふんわりしたワタ系のものを使うことが多いです。形がふんわりしてきれいに出やすいのと、接着しなくても裏側に重ねるだけで生地になんとなく貼付くので作業がしやすいです。接着しないので、生地自体の風合いを固めず損ねない、ということもあります。
帆布など、固い生地できれいに縫えれば怖いものなしですが、実際は糸調子や針の太さと糸のバランスなど難しいものです。「普通の生地にドミット芯」は結構使えます。col、kakiなどにもおすすめです。

 

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