ipadケースの型紙、ルームが出来ました。

近頃、リモート作業により、職場や学校でタブレット端末などを各自に配布されることが増えました。そんな折、「会社からipadが支給されたのですが、ケースを作るとしたらどの型紙がいいですか?」というお問い合わせをいただいたのです。

今までは、こういう機能性を重視するものは市販品のほうがよくできているし、芯材だって高機能のクッション素材が入ってたりするし、ううむ、手作りじゃあね。。。という印象でした。

ほとんどのバッグは芯と生地を同時に縫い合わせる必要があります。そのため、クッション性のある厚手の芯は到底無理がありました。

ふと、この形状のバッグなら芯材の後入れができるわ。。。と試しに入れてみたところ、良い感じに!

キルト綿など手芸用の材料を重ねてもよいですが、ホームセンターや100円ショップで見かけるすべり止めマットなどが使えます。また、低反発のスポンジなども何かの再利用で使えるかもしれません。


100円ショップでみつけた(DAISOで200円)シート状のマットを使いました。100%と140%各1個取れます。

こちらはipadの定番サイズで型紙を起こしていますが、印刷時の設定で、%を指定してプリントすればアレンジができます。(紙でお求めの方は切り抜く前のA4の状態で拡大縮小コピーをします)

ポイントはサイズ変更の面倒な「縦」を基準に倍率を決めて拡大なり縮小なりすること。その状態だと横は希望のサイズになっていないので、縦中心線を切って、広げるか狭めるかをします。この方法ならいろんなサイズに展開できますね。

写真は140%拡大で作ったタブレットPC用と、100%のそのままで作ったiPad用を並べたもの。表が8号帆布、裏はごく普通の薄手の綿生地。8号帆布はタブの部分の重なりが出るので、ミシンに馬力のある方なら。表地を厚地にしなくても、芯を後入れするのでナイロンオックスだけ、などでも大丈夫です。家庭用ミシンなら、ストレスの少ない生地で縫うのがおすすめです。

関連コラム:拡大印刷の方法


これは140%に拡大して、タブレットPCに。PCより少し大きめに作っても芯材の厚みでフィットします。


100%のipad用と140%のタブレットPC用。


ipadはキーボード装着してジャストな感じ。こちらはナイロンオックスだけで縫っています。

お仕事のテンション上がりそうなバッグになって満足です。こんなバッグで打ち合わせに行ったら、会話の糸口にもなりそうで楽しいですね。お揃いで持つと、またかわいい。ぜひご活用いただきたいです。

こちらで活躍したのは、切って使えるコイルファスナー。簡単に両開きファスナーに変更できますよ。

 

online shop


ipadケースの型紙【room
○ダウンロード版600円(税別)
○印刷版750円(税別)


切って使えるコイルファスナー
ipadの場合:50cm150円(税別)
ipadより拡大する場合:70cm250円(税別)

 

 

画像をアップロード
 

バッグやポーチをおうちでつくってみませんか。

アレンジしやすいシンプルな設計。
・縫いしろ始末がカンタン、どんでん返し。
・苦手なファスナーも独自の方法でカンタンキレイ。
裏地つきで美しい仕上がり。
・すぐ使える型紙とオールカラーの図解で迷わない。
roll online shopでパターンをさがす>>